笠井信輔アナは「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」で闘病中です。2020年2月3日、3回目の抗がん剤治療が始まることをブログで報告していましたね。そして来る2020年6月は結婚30周年を迎えるそうです。この日を目標に生きる笠井信輔アナ。妻の茅原ますみさんが、闘病を支える家族の心境を初告白しています!
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫とは
リンパ腫は、リンパ球という白血球(血液細胞の一種)が「がん」化しておこる
病気で、がん(悪性腫瘍)の一種です。1年間に新たにリンパ腫と診断される
人は、2017年の予測で31,000人(出典:国立がん研究センターがん情報
サービス)とされており、「がん」の中では8番目に多いとされています。
どのように診断されるの?
リンパ腫は、手術や、内視鏡や針による検査で病変を採取し(生検とよびます)、
それを顕微鏡でみる検査や(病理診断とよびます)、他の検査の結果を総合して
診断されます。「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」の場合も同様に必ず生検
を行って診断されます
どんな種類があるの?
性質によって、いくつかの細かいタイプがあることが分かっています。このタイプにより、治療の効きやすさ(治りやすさ、逆に再発のおこりやすさ)が違うことが分かっています。リンパ腫にはさまざまな種類がありますが、「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL, diffuse large B-cell lymphoma)」はリンパ球のうち、B細胞が「がん」化しておこる非ホジキンリンパ腫で、リンパ腫の中では最も頻度の多いタイプです。治療を始める前、はやい経過で病変が大きくなる(週から月の単位で病変が大きくなる)のが典型的で、このような経過を示す、「アグレッシブリンパ腫」あるいは「中等度・高悪性度リンパ腫」の代表的な病気です
まずは命の方が大事でしょ?
笠井さんの入院生活は、抗がん剤治療を受けるため、4カ月に及ぶということです。彼は「入院を終えて自宅で療養したら、いつ仕事に復帰できますか?」とお医者様にしつこいぐらい聞いていました。正直私は、「まずは命の方が大事でしょ」と思ってしまいましたが、。お医者様は「2カ月療養して、それからですね」と目安はおっしゃってくださって、彼もそこへ向けて頑張っているところです。彼にとって復帰が切実な問題だというのは痛いぐらいわかりますが、数字に引っ張られるとプレッシャーにもなりかねません。私はただ励ますだけじゃなく、彼が空回りしないようにウォッチしてあげなきゃと綴っています。
このインタビューも最初は受けようか迷った。~茅原ますみさん
病気の公表は、彼の意思でした。「何より自分は、これまで有名な方の闘病も含めて報道する側にいて、いざ自分が病気になったときに、『そっとしておいてください』という態度を取るのはフェアじゃない」という考えだと言うことです。だから、私は「尊重するよ」って伝えました。実は、私のこのインタビューも最初は受けようか迷ったんです。でも彼に相談したら「ぜひ受けて」と言われたんです。だから受けることにしましたと語っています。
本当に、がんは、消えていっているのか?
2019年12月19日に入院して以来、抗がん剤を5日間24時間連続投与する治療を2回行っている笠井アナ。3回目の治療が始まる前に主治医から経過良好だと報告を受けたそうです。主治医は、いろいろな映像を見せてくださって『治療は順調に進んでいます』と伝えてくれたそうです。妻の茅原ますみさんは目に涙を浮かべて『よかったね』と何度も何度も繰り返して言っていたとのこと。同席した妻の茅原さんが涙ながらに喜んでいたことを明かしています。
当の笠井アナはというと、「本当ですか? ありがとうございます」と笑顔で何度も頭を下げながら感謝を伝えたとのこと。しかし、帰宅した茅原さんから届いたLINEには「本当に嬉しいのかよくわからなかったよ」「結果を聞いたあと、嬉しそうな顔には見えなかった」と笠井さんの“本心”を見抜いたようなメッセージが書いてあったといいます。
“夫婦の絆”を感じるエピソードを披露?
主治医の前では笑顔を作っていた笠井アナですが、減退したままの食欲や大幅な体力低下、抗がん剤治療のつらい副作用やこれから2カ月以上も続く入院生活への不安などから「本当に、がんは、消えていっているのか?」と内心では、すごく不安で素直に喜べなかったとのことです。
それでも、主治医の前ではしっかり笑顔を作っていたはずなのに、茅原さんからの私の心を見抜いたメッセージに、「…焦りました。見抜かれていました」「私の複雑な心の内をなんでわかったのだろう。嬉しい結果に笑顔で対応していたつもりだった」と驚きを隠せなかったことを明かしています。30年も夫婦をしてきているので、妻にはなんでも見抜かれてしまうと。悲しいような嬉しいような複雑な気持ちのようですね。愛があってこそ感じる夫婦の絆・信頼関係ですよね。
夫婦二人三脚で乗り越えてゆく~それぞれの役割~
茅原ますみさんは、夫婦としての私の役割は、ともに悩むことじゃなく、要所要所の判断やマネジメントで、物理的にやれることをちゃんとやることだと言っています。子育ても含めて、そんなスタイルを通してきました。検査は彼が受けるわけだし、病院に付き添っても、私にできることはない。だったら、私の役割は普段通り働くことだよねと。
ただ、彼はフリーになりたてで、入院までの仕事の整理が大変だった。「この仕事とあの仕事があるから、生番組で病気の経緯を話した後も、入院まで3日間ほしいかな」と直前に迷っていました。私はアナウンサー経験のある仕事の同志でもある。「そこはスパッと区切って入院してください」と言いました。大切なのは命ですものね。仕事も家族も命があってこそ。
2020年6月には結婚30周年を迎える
2020年6月には結婚30周年を迎えるので、その記念の日には家族で一緒に過ごしたい「今年、30周年の結婚記念日になんとしても退院していたい。仕事以外のもう1つの目標はそこにあります。治さないとね!」と愛の力で病を乗り越えることを誓っていました。
笠井信輔アナ!必ず結婚記念日には家に帰ってお祝いできることを祈っています。
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