北海道最北端の離島。礼文島には季節限定で盛り上がる熱い熱い宿、桃岩荘というユースホステルがあります。名物のミーティングや、愛とロマンの8時間コースとは？そこには世界中から集まる熱い人達が繰り広げる素晴らしいパフォーマンスがありました！ご紹介させていただきます！
お出迎えのブルーサンダー号にびっくり！
場所は北海道の更に北、礼文島という小さな島の物語です。稚内市からフェリーで2時間揺られるとその島は見えてきます。フェリー代金は２等席で片道２,８５０円という金額です。ハートランドフェリーと調べると詳しく出てきますが、一日に３本出向しています。
私は６月１日から９月３０日までしか開いていない桃岩荘へ向けて出発です。
2時間後礼文島に着くと、まず感動するのがヘルパーと呼ばれる桃岩層のスタッフが大きな手作りの旗を思いっきり振ってお出迎えをしてくれています。
ここから桃岩層まで送迎をしてくれるのですが、なんと乗り込むのは、ブルーサンダー号エースと呼ばれる・・・ん？トラック？の後ろに乗るの？？？
はい。そうなんです。このブルーサンダー号エースの後ろが客席になっており、乗り込んで桃岩層へ行くのですが、黙って座っていてはいつまでも出発しないのがこのトラック！
思いっきり、思いっきり大きな声で「発車～オーライ！！」とお客さんが叫ばないと出発しない音声装置がついているのだと説明を受けるので、初めは恥ずかしいいですが、そのうち慣れて大きな声が出てくるようになります。思いっきり声を出すとなんだか笑えてきて、初めて会ったお客さん同士も仲間のように打ち解けてゆく不思議な感覚を味わえます。
タイムトンネルの中で投げていく三つのものは？
ブルーサンダー号エースを走らせると長い長いトンネルをくぐります。そのトンネルで落としていくものがあるのです。それは「知性！教養！羞恥心！」すべての恥じらいや思い込み、普段の仕事のことなど、ぜーんぶ丸めてこのトンネルに、みんなでぽ～いっと捨てていきます。
もうひとつ、このタイムトンネルを抜けると桃岩時間と言って一時間の時差が発生することになっています。普通の時間より一時間早めた時間が桃岩時間となります。
そしてトンネルを出ると、桃岩層が見えてきます。150年前から鰊番屋として使われていた建物は何とも味わい深いものがありますよ。周りの景色も最高なんです。深呼吸をしたら、すごく気持ちがよい！
旅の我が家？桃岩層では皆が家族？
桃岩荘に到着すると、宿に入るときに言う言葉は「ただいま」です。桃岩層で大切にしているのは、世界中から集まってくれるお客様を「家族」のように大切に想い、接してくれるのも魅力のひとつです。日頃辛いことがあっても、ここに来ると変わらない仲間が「おかえりなさい」と待っていてくれるのです。
桃岩層のミーティングが熱い？
桃岩荘で一番参加してほしいのは毎日夜に開催されるミーティングと呼ばれるもの。お客さんとヘルパーが一緒になって歌ったり踊ったりします。それも、かなり本気で歌います。
私はその一生懸命さと熱いコメントに思わず感動してしまい、涙が出てきたほどです。なんだかわからないけれど、ひとつのことにこんなにも熱く一生懸命にやると、こんなにも心が熱くなるものかと感激。赤ちゃんからおじいちゃんまで、皆が一つになって参加します。皆が家族です。
歌は毎年毎年記念に作り上げてゆきます。ギター一本とあとはそこにいる家族みんなで覚えて歌い継がれてゆく桃岩荘独自の歌たちです。毎年恒例のように泊まりに行っているkirarin家族は、もうばっちり歌を覚えているので、だいたいは歌えます。
愛とロマンの8時間コースとは？愛とロマンの8時間コースとはなんぞや？ですよね。トレッキングの名前なのですが8時間かけて、礼文島の見どころを歩いて周りましょうということです。
8時間をチームで歩くわけですが、結構な距離と山あり谷あり砂利があり…困難がある中でも、お互いに助け合いながら、素晴らしい景色を見たり、夕日を眺めたり、美味しいものを食べたりすることで、一緒に乗り越えてゴールを迎えた時に、チームの中で結ばれるカップルが多いとのことから、
この「愛とロマンの8時間コース」という名前が付けられたそうです！！要チェックです！
8時間はきついという方には半分の4時間コースも設けられていますよ。例えばお子さん連れファミリーは、この4時間コースが良いと思います。
疲れて帰ってきても、嬉しい歌で迎えてくれますよ。
お見送りの儀式に涙・・・
毎日が笑いあり、涙ありの桃岩荘、一緒に過ごしているお客さん皆と仲良くなれてしまう不思議な空間です。
ここは食事は朝食を頼むことが出来ます。夜は自分たちで用意して食べるか、食べに出るかどちらかになります。禁煙禁酒の宿ですが、外には灰皿が置いてあるので皆さん外で喫煙していました。
禁酒宿ですが、6月1日の開所と9月30日の閉所、島のお祭りは、桃岩荘もお酒を飲むことが出来て、皆で乾杯が出来ますよ。
寝る場所は男女に分かれていますが、小さなお子様連れファミリーは、空いている時期に行けば同じお部屋で眠ることが出来ます。
最後にお別れの島を出るときには、礼文島で唯一のすごいお見送りをしてくれるのが桃岩荘です。
泣けてきますよ。これは、ヘルパーとお客さんもみんなで参加してお見送りしてくれるのですが、みんな大きな声で歌い、思いっきり笑い、思いっきり手を振ってくれます。それに対して、私たちも、思いっきり歌い、踊り、声を張り上げて挨拶します。
フェリーターミナルでも、船が見えなくなるまで手を大きくゆっくりと降り続けてくれています。
また絶対帰ってくるから！！と約束したくなってしまう宿ナンバーワンになること間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。北海道最北端の離島、礼文島のユースホステル桃岩荘についてまとめてみました。
kirarinは、桃岩荘の大ファンなので、毎年のように行っていますが、この記事を書いているとまたまた行きたくなってしまいました！ぜひ、行ってみてくださいね☆彡予約はお電話で受け付けています！
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