沖縄普天間発がん性物質流出!?PFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)って何?

文化
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10日午後4時40分ごろ、沖縄県宜野湾市の中心部にある米軍普天間飛行場で使用されていた泡消火剤が基地外に流れ出た。泡消火剤には発がん性が疑われる化学物質のPFOSが含まれている。米軍から「かなりの量が基地外に漏れ出した」と連絡を受けた防衛省沖縄防衛局が明らかにした。湧水を控えるようにとのことだが、比屋良川につながり、その先は海へと繋がっている。

それはどういうことか。海に生きるもの、海の生き物をいただくものへ流れ出てしまったということ。信じられません。以前も同じようなことが起こっているのです。調べてみました。

 

発がん性物質が流れ出た普天間飛行場

泡消火剤が流れ出たのは宜野湾市真栄原(まえはら)3付近の普天間飛行場南側の側溝(幅約1・5メートル)。側溝は比屋良川につながっている。市消防本部によると、気分が悪くなった人などはいない。

米軍は10日夜、「格納庫内の消火システムが作動した」と明らかにした。

沖縄の米軍基地では過去にも、有害物質を含む泡消火剤が基地外に流れ出る事故が起きている。

比屋良川は、海へと繋がっています。川から海へ流れ出た発がん性物質は、海の生き物たち、そしてそれをいただく私たちの身体へと流れてくるということです。

恐ろしい事態になっています。

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PFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)ってなに?

焦げつかないフライパン、水をはじく衣類、消火剤・・・。こうした便利な製品にかつて使われていた「有機フッ素化合物」の一つPFOA。環境への蓄積性や発がん性などがあることが分かり、今月、国際条約で禁止された。

いま、

日本の各地で河川などから検出されているが、基準がないために対策が遅れている。

便利な生活と隣り合わせの化学物質の問題とどう向き合えばよいのか考える。

この発がん性物質の使用を禁止

有機フッ素化合物の1つ「PFOA(ピーフォア)」。20年ほど前まで、焦げ付かないフライパンや、水をはじく服など身近なものから、自動車、半導体まで、幅広い用途に使われていました。

自然界ではほとんど分解されないため、工場などから漏れ出したこの物質が、今も環境中に残り、水を汚染。それを長期的に飲んだ人の中に、がんなどの健康被害を訴える人が出てきています。

汚染された水を飲んだ結果・・・

被害者 アール・ボドキンさん
「病気は、私の人生を完全に変えてしまいました。私はいつもトイレの近くにいなければなりません。食事をはじめ、できることはずっと限られてきました。私のような人は、もう二度と出てほしくない。」

排水に混ざったPFOAが川に流され、飲み水を汚染。周辺の住民の体内に取り込まれていったのです。
工場の下流50キロの町に住む、アール・ボドキンさんです。およそ10年間、汚染された水を飲み続けていました。22年前、下痢や下血が続く難病、潰瘍性大腸炎を患い、大腸を摘出する手術を受けました。

日本での危険区域は・・・

水道水にも影響が及んでいる地域があります。沖縄です。浄水場の取水源となっている河川で、PFOAなどの有機フッ素化合物が、最大でアメリカの勧告値の10倍近く検出されています。沖縄県が汚染源の可能性があると考えているのが、アメリカ軍基地。基地の周辺に濃度の高い場所が集中しているからです。

航空機事故に備えて基地に貯蔵されている、有機フッ素化合物を含む消火剤。消火訓練などの際に、環境中に大量に放出されます。さらに、消火剤がタンクから漏れ出す事故も繰り返し起きています

どんな病気になる恐れがあるの?

すぐにこれらになる・・・ということではありませんが、長い年月をかけて体内に蓄積されてゆく恐ろしさがあります。自分の子どもへも受け継がれてゆくことになるのです。

クローズアップ現代より引用させていただきました。

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世間の声は・・・

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まとめ

普天間米軍基地周辺から発がん性物質が大量に漏れてしまったことについてまとめました。大量ってどのくらいの量が漏れたのでしょうね。この物質は水にも油にも強いことから、どんどん蓄積され、体内で悪さを続ける恐ろしい物質です。

いまでは使用が禁止されているようなので、漏れ出てしまっては禁止している意味がないと話題になっておりますが、実際どのような管理をしているのかは不明です。

発がん性物質が含まれるPFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)により、病気になって苦しんでいる方の話も載せさせていただきましたが、このような事態は私たちが訴えてゆかなくてはならないと深く考えさせられる内容となりました。

いま、私たちにできることは何でしょうか。大切な命を守ってゆくためにできることを行動してゆかなくてはならないですね。

 

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